プログラムで性別を扱うときに参考になった規格

きっかけ

とある看護学科の学生さんと共同で計算アプリを作ろうとしていたときに,性別によって計算式を変える必要がありました.最初は適当に実装していたのですが,あるときに国際的な標準があることを知りました.

ISO 5218

ISOとは,国際化標準機構のことで,国家間に共通な標準規格を提供しています.
そして,そこでは「ISO5218」というものが定められており,これがヒトの性別に関する内容となっています.

簡単に要約すると,

  • 0 = Not known(不明)
  • 1 = Male(男性)
  • 2 = Female(女性)
  • 9 = Not applicable(適用不能)

となっています.

これらの値は,規格名にもある通り社会的・心理的性別ではなく生物学的性別を表記することが目的であるので,ヒトを相手にした今回のアプリ開発では役立ちました.

ちなみに,今回開発したアプリでは,

  • 性別の情報が得られない=不明(0: Not known)
  • 性別の情報が得られる=男性または女性(1: Male, 2: Female)

としました. 看護系の計算アプリという特性上,生物学的な性別として扱う必要があったためです.

なお,これらのコードの振り分けについては意味が無く,重要性や差別等を意味を含んでいないと明記されています.

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まとめ

  • アプリ開発でヒトの性別を扱う必要があった
  • ISO5218という生物学的性別を標準化した規格があった

まだまだ議論の余地が多そうな話ですが,現時点ではこの企画に則ることが無難でしょうか.

プログラミングのときに調べ物をするということは大事だなと改めて思いました.

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